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【10/11(土)スタート】あどぼの学校2025年度勉強会「ポスト2030(SDGs)時代のアドボカシーと市民社会のあり方を模索する」開催ご案内

  • katoryota
  • 9月25日
  • 読了時間: 5分

1.趣 旨

 一般の人々や社会問題の当事者の視点に立って主張し、政策や法制度、社会構造などにアプローチし、社会を動かし、変えていく活動=アドボカシーは、いまや、活動分野を超えて市民社会(NGO、NPO、市民活動、ボランティア活動など)に不可欠の活動となっています。しかし、国内外で権威主義やポピュリズムが伸長し、ネット空間を媒介に過激な言論やフェイクニュースが爆発的に広がり、人々の判断や発言、行動に大きな影響力をもつ現在、草の根で地道な人々の対話や参加を基調とする市民社会のアドボカシー、ひいては市民社会の活動そのものに、無力感を感じる場面も少なくないと思います。


 そのような状況の中で、2015年度から市民社会の有志によるアドボカシーの学びと活動共有ためのプラットフォームとして、さまざまなプログラムを行ってきた「あどぼ・してぃずんプロジェクト」では、アドボカシーの学び合いのための勉強会「あどぼの学校」を行うことにしました。この勉強会では、激しく変化する国内外の社会情勢の中で、あるいは、国際社会が地球規模課題解決に向けたゴールとして共有するSDGs(持続可能な開発目標)の達成年まで「残り5年」の時点にあることを踏まえて、市民社会がその先の時代=「ポスト2030(SDGs)」の時代にどのようにあるべきか、その活動としてのアドボカシーをどのように展開すべきかについて、ご一緒に考えます。


 市民社会がアドボカシーについて考えることは、イコール、市民社会そのものや自らの団体、活動のあり方を考えることでもあります。ご自身の団体やアドボカシーを含む活動の立ち位置を見つめ直したい方、団体や活動の「もやもや」「行き詰まり感」の解消に向けたヒントを得たいとお考えの方、団体や活動の「これから」を考えたい方、ぜひ、奮ってご参加ください。

 

2.スケジュール・内容

※勉強会は全てオンライン(Zoomミーティング)で実施します。

 

<第1回>『市民社会とアドボカシー』

日時:10月11日(土)10:00〜12:00

市民社会の活動としてのアドボカシーは、一般に「政策提言」と理解されることが多いですが、それぞれの活動分野での理解をみてみると、実際にはかなり多様で広範な活動を指す言葉として用いられています。一方で、市民社会のアドボカシーとして共有する基点や、重視すべき価値観を見出すこともできます。今回は、こうした市民社会のアドボカシーについての基礎的な理解から、今日的な論点までを取り扱い、議論を深めます。

 

<第2回>『受け継がれ、アップデートされるアドボカシーの歩み』

日時:11月22日(土)10:00〜12:00

日本社会に「アドボカシー」という言葉が紹介される以前から、日本の市民社会には、現在のアドボカシーにつながるさまざまな活動があり、それらの活動に携わった先達たちの経験やそこから得た教訓が残されています。今回は、主に国際協力や環境分野の活動を中心に、現在のアドボカシーにつながる活動の歩みを追うとともに、その経験や教訓をもとに、これからの市民社会やアドボカシーのあり方をどのように考え、アップデートしていくべきかを考えます。

 

<第3回>『ポスト2030(SDGs)時代のアドボカシーと市民社会』

日時:12月13日(土)10:00〜12:00

主催団体(あどぼ・してぃずんプロジェクト)では、全国の市民社会の仲間とともに、ビジョン文書『アドボカシーと市民社会の未来を展望する 〜ポスト2030(SDGs)時代の地域、世界、わたしたちを見すえて〜』の作成・発表を進めています。この文書や、勉強会第1・2回の議論をもとに、ポスト2030(SDGs)時代のアドボカシーと市民社会はどうあるべきか、何を重視し、行うべきかをみなさんで考えたいと思います。

 

3.発題者紹介(五十音順)

加藤 良太(かとう・りょうた)

市民社会スペースNGOアクションネットワーク(NANCiS)世話人。大学院生時代から国際協力NGOに携わり、ODA(政府開発援助)に対する政策監視・提言を入り口に、国内外の開発、環境、人権、地域づくりなどの分野や、G7、G20など多国間の国際会議でのアドボカシーに携わる。とりわけ、国際協力分野では、政府・NGO間政策対話の制度化・実質化や、政策過程でのNGOの地位・役割の向上に努めてきた。

 

神田 浩史(かんだ・ひろし)

NPO法人泉京・垂井(せんと・たるい)副理事長。京都市出身、岐阜県・垂井町在住。ODA(政府開発援助)の受取国の現地調査に基づく政策監視・提言を行う。その経験をもとに、現在は、垂井町ならびに揖斐川流域の住民主体の地域づくりに伴走し、自治体への政策提言を行う。流域単位の循環型社会の再構築を基盤とした穏豊(おんぽう)社会を提唱し、実現に向けての小さな歩みを重ねている。

 

小泉 雅弘(こいずみ・まさひろ)

NPO法人さっぽろ自由学校「遊」理事・事務局長。神奈川県出身、北海道・札幌市在住。さっぽろ自由学校「遊」の事務局を設立時(1990年)より担う。関心分野は、持続可能な開発のための教育(ESD)、先住民族の権利回復など。現在、「森・川・海のアイヌ先住権研究プロジェクト」に参画。

 

3.参加費・申し込み

無 料

-「あどぼ・してぃずんプロジェクト」活動へのご寄付にご協力ください(任意)-

※オンライン寄付ページ→ https://syncable.biz/associate/advo-citizen


<参加申し込み>

以下URLのウェブフォームよりお申し込みください。

【申込締切:受講を希望される各日程の前日正午まで】


4.主催・お問い合わせ

あどぼ・してぃずんプロジェクト

〒503‐2124 岐阜県不破郡垂井町宮代1794番地の1

特定非営利活動法人 泉京・垂井 (せんと・たるい)内

Tel: 0584-23-3010(担当:神田)

E-mail: https://www.advo-citizen.org/contact (担当:加藤)

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主な活動地域:京都市・名古屋市・岐阜県垂井町

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